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数字で比較!インバウンド最注目の国、ベトナムと日本

作成者: LocoBee|Mar 22, 2024 5:29:52 AM
 

世界から今後の成長を期待されている国、ベトナム。同じアジアということで身近に感じる人も多いかと思いますが、実際にはどのような国なのでしょうか。

私たちが住む日本とベトナムを数字で比べてみましょう。新たな可能性が見出せるかもしれません。

国土について

面積

🇯🇵 377,900 km²

🇻🇳 331,346km² 参考:JETRO

ベトナムは日本の面積の88%弱。日本と同様、南北に長い国です。

北部にあるハノイが首都。南部のホーチミンはベトナム最大の都市です。北部と南部、中部で気候や食事、人々の特徴も異なります。

 

国土ランキング

 
🇯🇵 62位
🇻🇳 66位

 

人について

 人口(2022年)

🇯🇵 約1億2,395万2千人(世界第11位)参考:統計局

🇻🇳 約9,946万人(世界第16位)参考:外務省

 

ベトナムの人口規模は世界16位。東南アジアではインドネシア、フィリピンに次ぐ3位となっています。

 
年々人口が増加しているベトナム。 すでに1億人を突破しているとも言われています。人口で日本を抜く日もそう遠くないのかもしれません。

平均年齢(2023年)

🇯🇵 48.4歳

🇻🇳 32.7歳

平均年齢が32.7歳と若いのがベトナムの特徴。日本との差は15歳以上もあります。働き盛りの人口の多い、活気ある国です。

人口ピラミッド

 

出典:https://www.populationpyramid.net/

 

年齢層ごとの人口比率を見ると、ベトナムでは労働力や購買力の要となる15~64歳(生産年齢)がボリュームゾーンとなっており、日本の人口ピラミッドとは形が大きく異なっています。

平均寿命(2023年発表)

🇯🇵 男性81.05歳 女性87.09歳 参考:厚生労働省

🇻🇳 男性 71.1歳 女性 76.5 歳 参考:https://www.vietnam.vn/

 
日本との平均寿命の差は10歳程度。

ベトナムでも医療の発展と国民の健康への意識の向上により、平均寿命は延びています。寿命が延びたことにより、65歳以上の比率の増加も目立ってきており、ベトナムでも今後高齢化が進んでいくことが予想されています。

 

男女平均寿命ランキング(2022年)

🇯🇵 世界第1位(84.3歳)
🇻🇳 世界第92位(73.7歳)

出典:World health statistics 2022: monitoring health for the SDGs, sustainable development goals

 

出生率(2022年)

🇯🇵 1.26人  出典:生労働省

🇻🇳 2.04人 出典:The World Factbook

 

出生率ランキング(2022年)

🇯🇵 215位

🇻🇳 99位

出典:The World Factbook

ベトナムの出生率は年々下がっており、2023年には2.0を切ると言われています。特に南部での出生率低下が進んでおり、ベトナム随一の都市ホーチミン市では2021年の出生率は1.39人となりました。

近年は出生率の低下や高齢化が問題として上がってきており、出生率を維持するための政府の働きかけなどが進んでいます。
 
ベトナム政府は2030年までの人口戦略として、総人口1億400万人、平均寿命75年、最低健康寿命68年を目標に掲げています。
 

在留ベトナム人(2023年6月)

52万0154人(在留外国人数第2位)

出典:法務省出入国在留管理庁

 
2023年6月時点で日本に住むベトナム人は52万人を突破。在留外国人の中では中国に次いで第2位となっています。
ベトナム人の入国はこれからも増えていきます。見逃せない大きなマーケットです。
 
 

在ベトナム日本人

18,949人

出典:外務省https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/index.html

 

経済について

名目GDP(2023年10月発表)

🇯🇵 4兆2106億ドル(世界第4位)

🇻🇳 4696億7200万ドル(世界第34位)

 出典:International Monetary Fund(国際通貨基金)GDP, current prices Billions of U.S. dollars
 

一人当たりGDP(2023年10月発表)

🇯🇵 33,950USD(世界第34位)

🇻🇳 4,316USD(世界第123位)

出典:International Monetary Fund(国際通貨基金)GDP per capita, current prices U.S. dollars per capita

 

経済成長率(2022年)

🇯🇵 1.05%(世界第167位)

🇻🇳 8.02%(世界第25位)

参考:IMF統計

出典:https://www.globalnote.jp/post-12798.html

 

経済成長率が高いのがベトナムの特徴です。毎年経済が伸びているため、中間上位所得層〜富裕層が増えています。

経済成長率の高さから、ネクストチャイナとしてベトナムが期待されています。

失業率(2023年)

🇯🇵 2.6% 総務省発表

🇻🇳 2.28% ベトナム統計総局発表

 
 

ベトナムの貿易額(2022年、越税関総局)

輸出 3,719億ドル(対前年比 10.6%増)
輸入 3,607億ドル(対前年比 8.4%増)

出典:外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/data.html

 
 
ベトナムの成長の原動力は輸出の増加です。中国からの生産移管が進んでおり、多くの企業が人件費が安く労働者の能力も高いベトナムに工場を移転しています。
 

対日貿易(2022年、越税関総局)


    • 貿易額 476.0億ドル(対前年比 10.9%)
    • 輸出 242.3億ドル(対前年比 20.4%増)
    • 輸入 233.7億ドル(対前年比 2.6%増)
    •  
    • 【主な貿易品目】
    • 輸出 縫製品、輸送機器・同部品、機械設備・同部品、木材・木工品、水産物
    • 輸入 機械設備・同部品、PC電子機器・同部品、鉄、縫製品原料、プラスチック原料

出典:外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/data.html

 

日本からの投資(2022年)

 
投資額 47億9,258万ドル(株式投資を含む)
投資件数 406件

 

毎年日本からベトナムへの投資件数、投資額は増加しています。もちろん、日本だけでなく、世界からベトナムへの投資も高まっています。

日系企業進出状況

企業数:1,990社(商工会議所会員数)

キヤノン、パナソニック、ホンダ、トヨタ、富士通、日本電産、ブリヂストン、富士ゼロックス、マブチモーター、イオン、ファミリーマート、ルネサンスなど国内の名だたる企業がベトナムへ進出をしています。

 

もう遅い?まだ早い?ベトナム人向けインバウンド対策

いかがでしたか?数字で日本とベトナムを比べてみると色々なことが見えてきます。

 

ベトナムは伸び盛りの若い力に溢れた国です。ベトナムに向けたマーケティングは今後欠かせないものになっていくでしょう。

また、日本に住むベトナム人も大きなマーケットとして注目が高まっています。

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