世界から今後の成長を期待されている国、ベトナム。同じアジアということで身近に感じる人も多いかと思いますが、実際にはどのような国なのでしょうか。
私たちが住む日本とベトナムを数字で比べてみましょう。新たな可能性が見出せるかもしれません。
国土について
面積
🇯🇵 377,900 km²
🇻🇳 331,346km² 参考:JETRO
ベトナムは日本の面積の88%弱。日本と同様、南北に長い国です。
北部にあるハノイが首都。南部のホーチミンはベトナム最大の都市です。北部と南部、中部で気候や食事、人々の特徴も異なります。
国土ランキング
人について
人口(2022年)
🇯🇵 約1億2,395万2千人(世界第11位)参考:統計局
🇻🇳 約9,946万人(世界第16位)参考:外務省
ベトナムの人口規模は世界16位。東南アジアではインドネシア、フィリピンに次ぐ3位となっています。
平均年齢(2023年)
🇯🇵 48.4歳
🇻🇳 32.7歳
平均年齢が32.7歳と若いのがベトナムの特徴。日本との差は15歳以上もあります。働き盛りの人口の多い、活気ある国です。
人口ピラミッド
出典:https://www.populationpyramid.net/
年齢層ごとの人口比率を見ると、ベトナムでは労働力や購買力の要となる15~64歳(生産年齢)がボリュームゾーンとなっており、日本の人口ピラミッドとは形が大きく異なっています。
平均寿命(2023年発表)
🇯🇵 男性81.05歳 女性87.09歳 参考:厚生労働省
🇻🇳 男性 71.1歳 女性 76.5 歳 参考:https://www.vietnam.vn/
ベトナムでも医療の発展と国民の健康への意識の向上により、平均寿命は延びています。寿命が延びたことにより、65歳以上の比率の増加も目立ってきており、ベトナムでも今後高齢化が進んでいくことが予想されています。
男女平均寿命ランキング(2022年)
出典:World health statistics 2022: monitoring health for the SDGs, sustainable development goals
出生率(2022年)
🇯🇵 1.26人 出典:厚生労働省
🇻🇳 2.04人 出典:The World Factbook
出生率ランキング(2022年)
ベトナムの出生率は年々下がっており、2023年には2.0を切ると言われています。特に南部での出生率低下が進んでおり、ベトナム随一の都市ホーチミン市では2021年の出生率は1.39人となりました。
在留ベトナム人(2023年6月)
52万0154人(在留外国人数第2位)
出典:法務省出入国在留管理庁
在ベトナム日本人
18,949人
出典:外務省https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/index.html
経済について
名目GDP(2023年10月発表)
🇯🇵 4兆2106億ドル(世界第4位)
🇻🇳 4696億7200万ドル(世界第34位)
一人当たりGDP(2023年10月発表)
🇯🇵 33,950USD(世界第34位)
🇻🇳 4,316USD(世界第123位)
出典:International Monetary Fund(国際通貨基金)GDP per capita, current prices U.S. dollars per capita
経済成長率(2022年)
🇯🇵 1.05%(世界第167位)
🇻🇳 8.02%(世界第25位)
参考:IMF統計
出典:https://www.globalnote.jp/post-12798.html
経済成長率が高いのがベトナムの特徴です。毎年経済が伸びているため、中間上位所得層〜富裕層が増えています。
経済成長率の高さから、ネクストチャイナとしてベトナムが期待されています。
失業率(2023年)
🇯🇵 2.6% 総務省発表
🇻🇳 2.28% ベトナム統計総局発表
ベトナムの貿易額(2022年、越税関総局)
出典:外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/data.html
対日貿易(2022年、越税関総局)
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- 貿易額 476.0億ドル(対前年比 10.9%)
- 輸出 242.3億ドル(対前年比 20.4%増)
- 輸入 233.7億ドル(対前年比 2.6%増)
- 【主な貿易品目】
- 輸出 縫製品、輸送機器・同部品、機械設備・同部品、木材・木工品、水産物
- 輸入 機械設備・同部品、PC電子機器・同部品、鉄、縫製品原料、プラスチック原料
出典:外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vietnam/data.html
日本からの投資(2022年)
毎年日本からベトナムへの投資件数、投資額は増加しています。もちろん、日本だけでなく、世界からベトナムへの投資も高まっています。
日系企業進出状況
企業数:1,990社(商工会議所会員数)
キヤノン、パナソニック、ホンダ、トヨタ、富士通、日本電産、ブリヂストン、富士ゼロックス、マブチモーター、イオン、ファミリーマート、ルネサンスなど国内の名だたる企業がベトナムへ進出をしています。
もう遅い?まだ早い?ベトナム人向けインバウンド対策
いかがでしたか?数字で日本とベトナムを比べてみると色々なことが見えてきます。
ベトナムは伸び盛りの若い力に溢れた国です。ベトナムに向けたマーケティングは今後欠かせないものになっていくでしょう。
また、日本に住むベトナム人も大きなマーケットとして注目が高まっています。
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